知ることでできることがある。ここにも一つ家族をみつける場所がある

Yumi Shibuya

・夫婦
・子供(男子大学生)
・犬2匹(のぞみ、チャコ)

保護犬は、以前の暮らしがわからないので、何にパニックを起こすかわかりません。
何が嫌いで何が怖いのか、何に怒るのかもすぐにはわからないかもしれません。
写真を見て、「かわいい!」と思って迎え入れても、すぐには思い描いたような犬との生活は送れないかもしれません。

いろんなことを教えて、早く我が家の一員になってほしいのは当然ですが(私もそうでした)、まずは、その犬が今までの経験から学んだことをリセットするまで、いましばらく(最低半年)待ってください。
私も焦った時期がありましたが、犬は変わっていきます。
生活が安定して、新しいオーナーを認識すれば、必ず変わります。
いつ?どんなふうに?どうやって? それは飼い主にしかわかりません。
でも、私たち保護犬を飼った仲間がみんなで相談に乗ることはできると思います。
なぜなら、各々の犬との生活の中で自分の犬が変わったときの幸せを皆知っているからです。
少しずつ、ゆっくり、でも諦めないで保護犬との生活を作ってみませんか?

【マリコ】 柴犬 ペットショップで購入した時すでにジステンパーに感染しており、購入後2カ月で発病、死亡。
【樹里】  雑種(ペットショップより無料で引き取る) 8歳で病死
【イブ】  雑種(ボランティア団体より生後3カ月で譲渡) 14歳で老衰死

名前:のぞみ
性別:
推定年齢:2014年7月現在6歳
種別:ビーグルミックス

photo by Yumi Shibuya

学生のころ、父がペットショップで買ってくれた柴犬(仔犬)がジステンパーに感染しており、一緒に暮らし始めて間もなく死んだ経験から、ペットショップで買うのは止め、それ以来、我が家ではいろんな経緯で引き取った犬たち(雑種)と暮らしてきました。
2010年の夏に実家の両親(都内在住)がのぞみの母親(モナカ)をKDP(Kanagawa Dog Protection)より迎え入れ、それがご縁で2011年暮れにのぞみを迎えました。
実家に帰るたびに、モナカとのぞみが一緒に遊べたらいいなぁと思ったのが決めるきっかけでした。

怖がりで人混みも初めての場所も苦手だったのぞみを連れて、初めて実家でモナカに会わせた時、まるで自分の実家にいるように2匹でリラックスしてくれたこと。
そして、なんといってものぞみとの楽しさは一緒に走る時。
ロードはもちろん、トレイル(山道)に入ると彼女の実力が光ります。

得意のジャンプ力を発揮して、お留守番の間、キッチンでいろんなものを食べられました。例えば・・・
けんちん汁、きんぴらごぼう(いずれもお鍋一杯)
カップボードにしまってある(はずの)オヤツ(大袋を引っ張り出して盛り上がったらしい)。
床に置き忘れたチョコボール一箱などなど。
(幸い、胃腸が丈夫なようで大事には至らず)

 


名前:チャコ
性別:
推定年齢:2014年7月現在4歳
種別:和犬系雑種

学生のころ、父がペットショップで買ってくれた柴犬(仔犬)がジステンパーに感染しており、一緒に暮らし始めて間もなく死んだ経験から、ペットショップで買うのは止め、それ以来、我が家(実家)ではいろんな経緯で引き取った犬たち(雑種)と暮らしてきました。
私が両親の後見人になる予定で迎えた実家の犬モナカ(のぞみの母犬)が病死し、しばらくしたころ、「(シェルターで)のぞみと仲の良かった仔を迎えませんか?」と声をかけられ、我が家で迎えることを決めました。
(といっても、当初、家族に反対されたので、「預かるだけ」とウソをついた)
先住犬(のぞみ)と相性が良いことはわかっていたので、チャコとお見合いをしたのは私でした。

photo by Yumi Shibuya

チャコを迎えるときに、(我が家には先住犬がいたので)「預かり」という選択肢もありました。
つまり、いつかは誰かに譲渡する、それまで我が家で生活させるというボランティアです。
なぜ預かりにしなかったのか? それは、チャコをよその仔にしたくなかったから。
ところが、実際に暮らしてみると、先住犬とは全く違って2匹の生活は想像以上に大変で、憂鬱な毎日でした。「クーリングオフの期間はどれくらいですか?」と電話してみようか何度も迷いました。2匹になると、労力は2倍ではなくて4倍も6倍も必要だとわかりました。
せっかく落ち着いていた先住犬も、お散歩のときにチャコと一緒になって吠えたりするようになってしまいました。
お散歩に行こうとすると、うれしくて2匹でお祭り騒ぎ。靴も履けません。
チャコを家で待たせて先住犬と散歩に行くと、その間吠え続けます(我が家は集合住宅)。
そんな日々でしたが、今は全く違います。
2匹で散歩することも1匹ずつで留守番することもできるようになりました。
そして、私のことなど一切見ないで、ぐいぐい引っ張るだけのお散歩だったのが、
アイコンタクトを取りながら進むようになりました。
家の中でも排せつできるようになりました。
時間をかければ犬は必ず変わるのです。あの、チャコが!です。

我が家に来た時より4.5kg痩せて、ナイスバディになって顔つきも変わって、お散歩のときに「かわいい~!」と声をかけられるようになりました。
パパが大好きで、二人でラン&カフェを楽しんでいます。
食べることが大好きなので、トレーニングの時も「オヤツの反応がいいですね」と褒められます(汗)

最初の半年間ほど、犬とすれ違うと吐くほど吠えていました。スイッチが入るとおさまらず、相手の犬との間に入ると噛まれるほど。
いろんな方に相談しつつ、まずは1匹ずつのお散歩で対処の仕方を学びました。
今では2匹そろって散歩もできます。犬とすれ違うとダースベーダーのような呼吸をしますが、吠えることはめったにありません。
すれ違う犬との距離や時間にも余裕が出てきました。私のコマンドやオヤツに反応して、
(興奮の)スイッチが入ることはほとんどなくなりました。

photo by Yumi Shibuya

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