知ることでできることがある。ここにも一つ家族をみつける場所がある

Keiko Saito

・夫婦
・娘(6才)
・犬1匹(ビーコ)
・猫1匹(イト)

まずは信頼できる保護団体に出逢って下さい。大きさ、性別、犬種、見た目・・・。
色々気になるところではありますが、犬に対しての条件はできるだけ緩くして、スタッフの方のアドバイスに耳を傾けて下さい。
経験豊かなスタッフは、迎える家族の考え方や性格、暮らしなどを敏感に読み取り、冷静に見極めて、本当に合う犬を紹介してくれます。

毎日お散歩に行くこと。ごはんを食べさせること。いずれは必要になるかもしれない介護のこと。
当たり前のようですが、持続させるには大変な努力を伴います。
時間もお金も体力も、それなりに求められます。
犬を迎える前に、誰が、どのくらいしてあげられるのかを具体的に考えておいて下さい。
とはいえ、色々考えて迎えても、不測の事態が起きることもあります。
それでも、どんなことがあっても決して犬を見捨てないで、最期まで大切な家族の一員として可愛がってあげられますか?
 
犬って優しくて温かくて、愛そのものです。そして、保護犬はたくさんのご縁を運んできてくれます。
我が家もビーコを迎えたことで、同じように保護犬を迎えた方々との繋がりが生まれ、たくさんの仲間ができました。ビーコには本当に感謝しています!

【チイちゃん】 実家で迷っているところを保護したが、飼い主が見つからず家族になる。13才で永眠。

名前:ビーコ
性別:
推定年齢:2015年2月現在8歳
種別:雑種

最初に私達が「是非家族に迎えたい!」と思ったのは、小さくてぬいぐるみのような可愛らしい犬でした。
でも、保護団体のスタッフの方は、その犬はお薦めできないと言いました。
理由は、「気が強く、子供に対して優位に立とうとするから」
その後も譲渡会に足を運んだり、ホームページの写真を見たりして、気になる子の問い合わせを繰り返しました。ところが、様々な理由でなかなかオッケーが出ない。
 
そんなある日、団体のホームページを見返していると、前から載っていたのに気付かなかった一頭の犬が目に留まりました。
「この子は?」「ビーコ・・・ビーコか!うん、いいかもしれない!」
 
実際に会ったビーコは、写真の印象とは違い、情けない顔をしてうなだれていました。
誰にも見て欲しくないし、この場から消え去りたい。そんな風でした。
ビビッときた訳でもなく、どうしてもこの子でなければダメだと思った訳でもない。
ただ、お見合いを繰り返しているうちに、「我が家に迎える一頭は、この情けない顔をして怯えている犬でいいんじゃないか」と自然に思っただけなのです。
語弊があるかもしれませんが、なんとなくビーコに決めました。

出逢った頃は怖がりで、身体に触れるとブルブル震えるし、新聞紙がカサカサいっただけで尻尾を巻くほどだったビーコ。
ところが今では何に対しても動じることなく、非常に落ち着いた良い犬になりました。
お山シェルターで100頭前後の犬たちと共存していたビーコは、散歩中に出会うどんな犬とも礼儀正しく挨拶ができ、人間にもゆっくりと尻尾を振りながら寄っていきます。
そんなビーコの目はいつも優しく穏やかで、飼い主の私が言うのもなんですが、本当に魅力的です。
ビーコにじっと見つめられて、その場を離れられなくなる人、続出!
大きな体をしていますが、夜寝る時は、自分の布団までお姫様抱っこで運んでもらうことを要求。
ゴロンと仰向けになり「運んで~」とアピール。
脱力した犬というのは、体重以上の重さですが、可愛いので毎晩頑張ってしまいます。

ものすごい食欲で、自分でも制御しきれない様子。散歩中も何かいいものが落ちていないかと、チェックに余念がありません。
そんなこんなでまっすぐ歩けない時、「ビーコ、帰ったらごはんあるよ~」と声を掛けると、サッと顔を上げて歩き出します。食べ物に泣かされたり、助けられたり。ビーコの食欲に振り回される我が家です。

 


 

photo by Keiko Saito

名前:イト
性別:
推定年齢:2015年2月現在 もうすぐ8ヶ月
種別:雑種

猫はイトしか知らないので、あくまでイトに限った話ですが・・・
仔猫って、本当に本当に大変。毎日が嵐です。
あらゆる物によじ登り、あらゆる物をひっくり返し、遊んで欲しくてじゃれてくる爪は、細く尖っています。
家の中でいちばん忙しそうにしている人の所へ行って、やることなすこと手を出します。
例えるなら、歩いていてあらゆる方向から手裏剣が飛んでくるような感じ。
大げさでなく、本当にそうなのです。そこは覚悟して下さい。
でもでも!それでくじけちゃ勿体無い。
犬とは全然違う面白さ、可愛らしさが猫にはあって、一緒に暮らすと確実にやみつきになります!
猫との生活は、刺激的で愉快です。細かいことなんて気にしちゃいられない。
気付けば、小さな問題など笑い飛ばせる自分になっていますよ。
 
ただ、猫は犬に比べて寿命が長いことだけは覚えていて下さい。20年生きる子もいると聞きます。
それってつまり、私が40才の時に迎えたイトが、60才になってもまだ一緒にいるかもしれないということ。
そんなに先の未来まで想像はできないけれど、一度家族に迎えた猫は、そのまま一生家族なんだということを忘れないで下さい。

photo by Keiko Saito

イトを保護していた友人から、「どう?」とお誘いを受けました。
猫は初めてで全く分からなかったので、迷う材料も特になく、まずは一緒に暮らしてみないと分からない~ということで、トライアルからスタートしました。
突如やってきた不思議な生き物、イト。静かな家の中に急に嵐が吹き荒れ、最初は心身共にゲッソリ。
でも、手がかかるほど可愛いとはよく言ったもので、1週間も経たないうちに、一生付き合う覚悟ができたのです。
ビーコとは、今のところ一緒に遊ぶことはないけれど、自然な形で共存できています。

人懐っこくて甘えん坊のイト。
出先から戻り部屋の扉を開けると、嬉しそうに飛び出してきて、帰ってきたひとりひとりにちゃんと「おかえり」の挨拶をしてくれます。
ゴロゴロ喉を鳴らしながらスリスリ甘えてきて、とっても可愛いです。
遊んで欲しい時は、自分のおもちゃ箱の中から、ボールだの、棒きれだの、猫じゃらしだのを持ってきて「これで遊んで」と足元に置きます。
ボールを投げると飛ぶように追いかけて走り、咥えて戻ってきます。
猫にしかできない華麗でダイナミックな動きは、いつ見ても惚れ惚れします。
嵐のように走り回っていることがあるかと思えば、眠くなると膝の上にやって来てイビキをかくことも。
そのギャップがまた、可愛いんですよね~。

一緒に暮らし始めてまだ3ヶ月弱ですが、ムムムな話なら何時間でも語れそうです。
障子紙は訳あって全てアクリル製に張り替えました。
カーテンはレールごと壁からひっぺがされました。
その他、具体的に挙げるとキリがなく、皆様の不安を煽るだけなので控えさせて頂きますが、絆創膏と接着剤の減りが早くなり、悲鳴の数が多くなったことだけはお伝えしておかなければなりません・・・。

photo by Keiko Saito

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