知ることでできることがある。ここにも一つ家族をみつける場所がある

飼い主になるというコト
猫編
犬編


犬や猫、動物を家に迎えることは、今の現状はペットショップ等で簡単に手に入れる事ができます。
しかし、彼らにはぬいぐるみとは大きく違うところがあります。

それは「命」があるという事です。

彼らには、「命」と「感情」と「魂」があるのです。
楽しいこと、悲しいこと、嫌なこと、私たちと同じように感じとる動物なのです。
温かい血が通った動物なのです。魂があるのです。
人の命が重くて、動物の命が軽いなんて事はないのです。命の重さは、人も犬も猫も生きている者全てにおいて同じ重さなのです。

命を引き受けたなら、大きな責任を背負わなければいけないのです。それが、飼い主です。

ペットショップで買ってきても、ブリーダーさんから買って来ても、保護犬を迎えても、お友達から譲り受けても、どの経路で自分の家に動物がやって来ても「命」を迎え入れる事には違いありません。
どの方法がいいと言うことではなく、どこからやってきても終世、愛情を持って接してあげてください。
生まれてきた「命」を迎え入れ、送り出す。言葉にしたらこれだけですが、大きな大きな役目が私たちには待っているのです。

迎え入れた子が、最後息を引き取る時に人もわが子に感謝をし、犬(猫たち)も感謝の気持ちをもって旅立っていけるように、互いが幸せであるように責任を全うしなければいけないのです。

それは、可愛いからという思いだけでは成し遂げられない、最後を看取る覚悟が必要になってくるのです。

仔犬の頃は、ふわふわで愛くるしくみんなにかわいがられます。しかし、年を重ね老犬になると動きも鈍くなり、見た目もきれいでは無くなります。そういう年月を家族として重ねてきた最期は、家族でいてくれたことへ感謝をし、虹の橋へ送り出してあげてください。

出会いは、どこから来るかはわかりません。
出会った時が、縁の始まりです。

「命」は私たちを待ってくれています。
一つの「命」を大切に守って行きましょう。

犬のしつけとは、いったいなんでしょうか?

今の犬の立ち位置は、昔と比べずいぶんと変わって来ました。
私が子供の頃は、犬の役割は「番犬」でした。
昔「番犬」だった頃は、鎖につながれ、ご飯も味噌汁掛けご飯、人の残飯整理役でした。吠えたり咬んだりして家人意外寄せ付けないのが、彼らのお仕事でした。

今は、どうでしょうか?
多くの犬が家庭の中に入り「家族」という立ち位置に変わりました。人間社会に出て行く場面が多くなり、お行儀よくしなくては行けない場所が増えたのです。

家の中に入り、一緒に生活する上で一番困るのが吠え、咬みです。
やたらむやみに吠えたり咬んだりしては、困るようになって来ました。
人間社会のルールを守らなければいけなくなってきたのです。

外出先などで困らないようにする為、一緒に生活する為に必要なことは、犬にルールを教える事です。
おすわりや伏せを教える事だけが、しつけではありません。
それだけを完璧にするのであれば訓練で十分できますが、犬との信頼関係を築きあげながら、お互いが快適に暮らせるようにルールを教える。これが「しつけ」です。

子供たちが、親からいろいろ教わるように、犬も家庭の中で暮らして行く上で教わらなくてはいけない事が、たくさん出て来たのです。

犬をどのようにして、迎え入れたかはその家庭でそれぞれですが、その犬に負担を掛けないように、優しく教えて行く事が必要になります。

怒って教える必要はありません。愛情をかけてあげることが最も必要で、甘やかすことは犬にとって必要なことではありませんし有益ではありません。
甘やかしは、人間の満足でしかなく犬を混乱に導くだけです。

言語を持たない犬に、わかりやすく伝えてあげる。そしてお互いの意思疎通を行って行く。これが犬と快適に暮らして行く為に必要なこと「しつけ」なのです。

しつけの方法は、いろいろあります。
犬によってわかりや方法でしつけてあげれば良いと思います。

しつけの本や、DVDも出ていますが、間違っては行けないのは、その方法が、我が子にあっているかどうかです。

私は、陽性強化(ほめてしつける)方法を行っていますが、ご褒美を使うことにより、犬にはとてもわかりやすい方法となっています。
犬が、その行動が出来た時にご褒美を使って「正解!」と教えることです。
ご褒美にタイミングや誘導などは、犬によってみんな違ってきます。
そのタイミングは、本やDVDではなかなかわかりにいものがあります。ですから、専門家に教わるのが一番早いです。

しつけを入れる事のメリットは、他の人(他犬)に迷惑を掛けないことです。
犬を連れていると言う事は、いつでも飼い主が加害者になりうることがあると言う事です。世の中は、みんなが犬好きという訳ではありません。犬嫌いの人に嫌な思いをさせないようにする事です。迷惑を掛けてしまうと、「悪者なるのは犬」です。犬を悪者にしない為に、きちんとルールを教えてあげる事です。お互いに快適にくらしてください。

飼い主に恵まれずに捨てられた犬、飼い主が亡くなり引き取り手のない犬、名札のない迷い犬など、犬には罪のない理由で殺処分される前に、動物保護(愛護)センターから個人や団体のボランティアの手によってレスキューされた犬たちのことです。

新しい家族として保護犬を迎え入れることです。悲しい思いをした犬なので、なおさらその生涯を責任持って引き取ることが約束です。ペットショップへいく前に、彼らの存在を思い出してください。

残念なことに、犬を放棄する人は、後を絶ちません。
それは、飼い主としての責任放棄であったり、迷子であったり、問題行動と事情はいろいろでしょう。
最後まで看取らず途中放棄する人間の身勝手な被害者は、動物達です。
しかし、少しでも命をつなごうと、一生懸命に活動している方がたくさんいらっしゃいます。そして、保護犬を引き受けてくださる方もいます。本当に感謝しております。

保護犬を引き取ると言うことは、先にも申し上げたように命を迎え入れるわけですから、責任は大きくなります。

保護犬のいいところは、すでに大人の場合が多いと言うところです。
ペットショップからでも、センターからでもパピーを迎え入れる場合は、赤ちゃん犬ですから手が掛かります。
可愛い時期ですから、みなさんとても引かれるものがあると思いますが、トイレトレーニングから始まり、体調管理、避妊去勢手術、しつけととても手が掛かります。
成犬の場合、すでにしつけが入って入れば、教えることを省けます。また、しつけが入っていなくても、しつけが入りやすいというメリットがあります。老犬の場合は、もう、余生を楽しんでくれればいいのでしつけもそこそこでいいのです。成犬ですから、何かを教えるのも習得が早いのもメリットです。
そして、こんな事もできる!あんな事もできる!と見つけ出す楽しみがいっぱいです。

デメリットもあります。注意しなくてはいけない事がたくさんあります。以前の生活の状況が分かっていれば対処の方法もわかるのですが、放棄や放浪の場合は、前が全く分かりません。何が嫌なのか、怖いのか見つけ出さなくてはいけません。
虐待を受けてきた子、人が怖い子、こういう子は少しずつ慣らしていかなくてはいけないので、神経を使います。
でも、これをクリアした時の喜びは、仔犬から飼ったのとは違う感動があります。お互いが信頼関係を持つまでは時間がかかりますが、1歩ずつ進んでいくことに感動がいっぱいあるのです。

保護犬が仔犬の場合は、まだ、赤ちゃんですから、可愛いですね。
最初は手が掛かりますが、1から始められますので、自分の犬になるまでに成犬を飼うよりは短い時間で信頼関係を作ることが出来ます。何かを教えて行くのには時間が必要になります。でも、一つずつできるようになると、感動はひとしおです。

人の手は、魔法の手であってください。美味しいものが出てくる手。やさしく撫でてくれる手。そっと抱いて(抱きしめて)くれる手なくてはいけません。叩いたり、引張たりする手であったり、怖い道具であってはいけないのです。

Yuko Tano
マイロ・ドッグスクール代表、家庭犬しつけインストラクター。
JAHA CAPP認定パートナーズ、優良家庭犬GCT合格。更新3回合格プラチナ犬認定。
ペットパートナーズ認定(旧デルタ協会)
主な活動場所は、東京S病院の小児病棟、横浜市S病院の小児病棟での動物介在活動、老人介護施設での動物介在活動、幼稚園、小学校、高校での動物介在教育にも関わる。

 



私たち人間は、5000年も前から猫と暮らし始めました。
猫との暮らしは癒しや安らぎをもたらしてくれます。
昔から人間はその素晴らしさを知っていたのでしょう。
その素晴らしさを一人でも多くの方に味わっていただきたいと思います。
けれど、飼い主になるためには、知っておくことや心構えも必要となります。

猫の習性や生理を良く理解して、終生愛情を持って飼うことが出来ますか?
猫と暮らす前に、猫のことをよく知ってあげて下さい。
猫ってどんな生き物なのか・・
どんな生活を望むのか・・
猫に詳しいお友達に聞いても良いし、獣医さんに相談するのも良いでしょう。
今は、ネットなどでもさまざまな情報を入手することが出来ます。
飼う前に是非調べて見て下さい。

また、近隣に迷惑を掛けないように気を配る事も大切です。
(鳴き声、外へ出したためのふん尿など)

あなたの元へやってきた猫は、あなたを信頼しあなたを愛し、あなたと共に生きて行くのです。
あなたの接し方で猫は幸せにも不幸にもなり得るのです。

飼い主になるというコトは・・
ひとつの命を預かる自覚と責任を持つこと。
その大切な命を慈しむ気持ちを持ち続けることだと思います。

猫は単独で狩りをする動物です。
犬のように群れを作りリーダーがいるタテ社会とは異なります。
基本的には、1匹でも生きて行くことが出来ると言われています。
(ただし、最近の猫たちは、人やその他の動物たちとのスキンシップを好む子たちもいます)

個体差が大きいところですので猫とよく向き合い、その子にあった接し方をしてあげてください。
マイペースで孤独に強く気高いイメージの猫。
飼い主の指示にいつも従うとは限りません。
けれど、それが猫なのです。
我が道を貫く猫、そんなところが一番の魅力にもなっているのですね。

猫のしつけは、飼い主とのより良い関係を築く上で必要なものです。
犬のように、おやつや誉め言葉に機敏に反応することはあまりないでしょう。
人の指示を聞いていないようでも人が嫌がっていることは理解しています。
困った行動をとる時は、きちんと猫と向き合い、いけないことは伝えるようにします。
当たり前ですが、けして身体を叩いたりして不安や恐怖を与えてはいけません。
困った行動をとった瞬間に少し厳しい口調で「いけない」というだけで良いのです。

猫との心地よい生活は1日にしてならず・・・
共に暮らし、心を通わせていくうちに作られて行くものだと思うのです。

☆猫と仲よく暮らすヒント☆

  • 猫を変えようとするのではなく、習性を利用して飼い主が寄り添ってあげることが大切です。
  • 外は危険がいっぱいです。
    (道路にあふれる車・猫エイズなど病気の感染・心ない人からの虐待など)
    完全室内飼育をしましょう。
  • いつでも新鮮な水が飲めるようにしてあげましょう。
  • 猫のペースを乱さない程度に時間を作ってたくさん遊んであげましょう。
  • 猫は高いところを好みます。
    キャットタワーなどを置いて充分な上下運動ができるようにしてあげましょう。
  • 猫はとってもきれい好きです。トイレはいつも気持ち良く使えるように清潔にしてあげましょう。
  • 万が一脱走してしまった時にお家に帰れるように、必ず首輪をつけて迷子札を取りつけましょう。
  • オス・メスかかわらず適切な時期になったら避妊・去勢手術を受けましょう。
    不幸な命を減らすこと、病気の予防などさまざまなメリットがあります。

飼い主に飼育放棄されて動物保護(愛護)センターに持ち込まれた猫、のら猫などが産んだ自活できない幼猫、動物保護(愛護)センターから殺処分される前にボランティアによってレスキューされた猫などのことです。

新しい家族として保護猫を迎え入れることです。日本では毎年13万頭もの猫が殺処分されています。もしあなたが猫を飼いたいと思ったら、ペットショップに行く前に、殺処分を逃れた幸運な猫を迎えるという方法があることを思い出してください。

猫の問題は複雑なことも多いのが現状です。
猫が1匹で外を歩いていても飼い猫かのら猫なのかは判りません。
犬が1匹で歩いていたら、すぐに迷子か捨て犬だと判ります。
猫には行政の登録制度がなく半のら状態(餌だけもらっている外猫)の猫も少なくありません。
外にいる猫をかわいそうに思い保護してしまうことも多いでしょう。
あなたの身近でも、保護を待っている猫たちがいるのが現実です。

動物保護(愛護)センターに収容された猫
収容される前の幼猫たち

どちらも身勝手な人間の都合に振り回される不幸な猫といえるでしょう。

では、そのような猫はどこで手に入れられるのでしょうか?
保護センターで定期的に開かれる譲渡会に参加する、登録ボランティアさんを紹介してもらう、などがあります。

気に入った猫が見つかったら・・・
その日のうちにお家へ連れて行くことができない場合があります。
それは、猫の幸せを思ってのこととご理解ください。

猫を迎えるための環境は整えてもらえるのか、ご家族に猫の苦手な人はいないのか、病気の時もきちんと対応してくれるのか、猫が寿命を全うするまで責任を持って飼ってくれるのかなど、最低限の約束を守ってもらえるかを見極めたうえで猫は譲渡されます。
一度捨てられたけれども、それほど大切な「命」なのです。
1頭の命があなたの元へたどり着くまでに、たくさんの人の愛情と手間と費用がかかっていることをご理解ください。

ボランティアさんは、かわいい猫の命を安心してお預けできる人を求めているのです。
もう2度と辛い思いをさせないために・・
それが猫を愛する人たちの一番の願いなのです。

Miki Satoh
One☆Paw代表
神奈川県動物愛護推進員・愛玩動物飼養管理士
神奈川県動物保護センター登録ボランティア
民間ボランティアグループOne☆Pawを仲間と共に立ち上げ犬や猫の殺処分の現状を伝えながらマナー向上を訴えている。
また2012年より推進員、犬猫飼養相談、動物愛護普及啓発に努め、現在2期目。
センターに収容された猫を引き出し飼い主探しも行う。
<みゅーまる>イベントではビアニストとしても関わり活動している。

 

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